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身体のニオイでお悩みの方

ストレス臭って?

ストレスによる体臭の特徴は、「甘いような脂くさいニオイ、揚げ物のようなニオイ」がしたかと思えば、翌日にはコーヒーの飲み残しのようなニオイがする、また、加齢臭のような焦げ付いたようなニオイが、まるで「ニオイのデュフューザー」であるかのように混ざりあい複合しているのが特徴です。

自分が食べた物のニオイが、食後数時間~数日して皮脂腺より出てきているのがストレス臭です。ニオイが日替わりで出てきます。

ストレスが常にある人の場合は、血流が慢性的に悪くなり、皮脂腺の脂が酸化します。

ホコリっぽいにおいやロウソクみたいなニオイがします。
運動したり、暖房で温まって血流が良くなった時には、アンモニアのような「ツンとしたニオイ」が出る事があります。これもストレス臭です。

加齢臭はどうして起こるの?

「おやじ臭い」と感じるニオイは、ノネナールと呼ばれています。

ノネナールは、皮脂腺から出る脂肪酸(バルミトレイン酸)が酸化することでできます。

40歳を過ぎると体内の酵素が減ります。酵素が働くことで酸化してできた「ニオイ物質」が変化します。
運動しすぎても運動不足でも、皮脂腺のなかに「パルミトレイン酸」という脂肪酸が増加します。それが「過酸化脂質」などと連鎖的に酸化分解反応が生じて、さまざまな短鎖の脂肪酸が発生します。その一つにノネナールがあります。

簡単にいうと、脂が酸化して臭いのが加齢臭なのです。

体臭には、腸管や各臓器に原因がある場合だけではなく、皮膚付属器官(アポクリン腺や皮脂腺)や皮膚面で発生する体臭があり、ワキガ臭がその代表です。

体臭の原因(血流障害その1)

家族や会社の同僚が同じものを食べているのに、自分だけ体臭が気になる!そのような相談を多く受けます。

第1の原因には、無理なダイエット、メタボ、ストレスがあります。
体臭を引き起こすカラダの老廃物が、きちんと処理ができていないと、当然体臭として現れるのです。

メタボや食べすぎでニオイが発生するのは当たり前ですが、食べていないのにニオイが出るのです。

ダイエット方法には様々ありますが、栄養のバランスが悪くなり、「におい」を引き起こす老廃物が処理できない場合があるのです。

次に多いのは、静電気により末梢血管の血流が低下し、重ね着臭や蒸れ臭が発生している場合です。ヒートテックやフリースなど静電気を起こしやすい化学繊維の素材のものを、地肌に直接着ている場合に多いようです。
化学繊維が悪いわけではありませんので、勘違いしないで下さい。

下記は、摩擦帯電列図です。プラス側のものとマイナス側のものを擦りあわせると、プラス側の繊維にはプラスの、マイナス側の繊維にはマイナスの静電気が発生します。そして、帯電列のプラスとマイナスの距離が遠くなるほど静電気は多く発生します。例えば、ナイロンとアクリルの衣服の組み合わせなどは、静電気が発生し易いと考えられます。

http://www.kaken.or.jp/complaint/0212/index.htmlより引用

冬のコートなど、裏生地にキュプラ(ベンベルグ)が使われているものは静電気を減少させます。キュプラは、コットンから生まれた再生セルロース繊維です。天然繊維のやさしさと、化学繊維の機能性をあわせ持った素材です。

重ね着する時は、静電気が発生しにくいように工夫してください。

体臭の原因(血流障害その2)

「元気な方だと体臭など発しない」

そのような事はありません。日常食べる食べ物1つで全然変わってきます。そのため元気な方でも体臭は発します。特にニオイの中でも陽性臭を発生します。

重ね着などによる体臭は、陽性臭に分類されます。
陽性臭の代表である刺激臭を例に挙げると、体内で処理できなかった窒素が汗腺からアンモニア化合物で出ると刺激臭になります。その時原因となるのが、化学肥料を使った野菜などです。それが過剰な窒素源になります。

血液の流れが正常な場合には、過剰になった窒素はアンモニア化合物に変化し、尿素に代謝され皮膚もしくは尿から排泄されます。

皮膚から分泌された尿素は肌を潤しますし、お肌のうるおい成分は他人が発した陽性臭を弾き飛ばします。

そのため、血流が良い時は、肥料を含む食べ物を食べても肥料由来のアンモニアは処理できます。
しかし、血流の低下時はアンモニア化合物が窒素酸化物などに処理され、尿素などが生成しにくくなるために、お肌のうるおい成分が減少し皮膚がカサカサになります。

窒素酸化物が原因で、赤血球がカラダが老廃物を運搬する能力を落とします。その蓄積した老廃物が体臭として現れるのです。

重ね着している時に出る「蒸れ臭」ですが、単なる汗のニオイの場合は陽性臭に分類されますが、カビ臭が出ている場合は陰性臭です。

陰陽の状態は、舌を見ることで判断します。

陽性臭は、オケツや血熱などの舌の状態が多く、陰性臭は、気血両虚、気陰両虚などの状態の方が多く見られます。

体臭の原因(劣悪な腸内環境)

おならのニオイは、アンモニア、アミン、低級脂肪酸、メチルメルカプタン、硫化水素等のニオイの複合臭です。

腐敗臭や便臭に代表されるニオイ成分は、「メチルメルカプタン」「硫化水素」「インドール」「スカトール」「アミン類」などの含硫化合物や窒素化合物です。これらは腸内で発生した体臭です。

腸内で食物が細菌により発酵分解されて発生し、体に吸収された後、汗や口臭として出る体臭です。

インドールは「ウンコくさいニオイ」の代表で、アミノ酸のトリプトファンが代謝されてできたものです。防ぐには腸内の酸化を抑える必要があります。

アンモニアは「おしっこくさいニオイ」がします。主に、腸内や腎臓で産生され、血液中に放出されます。
食餌に含まれる蛋白質や、消化管への分泌液に含まれる尿素が、腸内細菌のウレアーゼ(大腸)により分解され、多量のアンモニアが産生されます。

腎臓で産生されたアンモニアは、腎静脈から、全身や尿から排泄されます。

汗が臭くツンとしたニオイがするのは、アンモニアに由来するニオイです。このにおいの第一は、腸内環境を整える事が大切です。漢方薬で補腎する事も必要です。

メチルメルカプタンや硫黄化合物は、「腐った玉ねぎ臭」「腐った卵臭」「腐ったキャベツ臭 」の原因になります。下行結腸側に問題があります。お腹、腸が冷えている場合に起こります。

ササヘルスなど葉緑素はあまり効果がありません。葉緑素は下行結腸まで届かないようです。
野菜スープを基本とし、漢方薬を使います。

体臭の原因(体内/内臓)

腸を治しても全ての体臭が消えるわけではありません。

ここで少し漢方の考え方を紹介します。ニオイは五つあり、そのニオイは五臓に関係していると言われています。

  • 羶(せん)(羊肉のなまぐさいニオイ)は肝・胆
  • 腥(せい)(生の肉のなまぐさいニオイ)は肺・大腸
  • 香(よいニオイ)は脾・胃
  • 焦(こげたニオイ)は心・小腸
  • 朽(くさったニオイ)は腎・膀胱

西洋医学的には「腐った魚臭」は、窒素化合物のトリメチルアミンが関係している事がわかっています。

トリメチルアミンは、レシチンという脂質が、腸内細菌の酵素により魚臭に似たニオイ物質に分解されて、呼気や汗や尿の中に排泄されることで起こります。

トリメチルアミンの発生は腸管ですが、肝臓において、酸化/無臭化を行う酵素(フラビン含有モノオキシゲナーゼ)により、ニオイのない物質に酸化分解されます。

詳しく調べると、この酵素には肝臓型と肺型があり、生臭いニオイは肝肺が原因があると説明している漢方の理論と一致します。すぐには治らないのでじっくりと漢方薬を続けましょう。

その他に、体内から起こる体臭には、アルデヒド系の「刺激臭」があります。

体内に酸素が不足するとき、代謝産物として乳酸が発生しますが、乳酸の分解産物としてアルデヒドが発生します。

  • アセトアルデヒド : 刺激的な青くさいニオイ
  • プロピオン酸アルデヒド : 刺激的な甘酸っぱい焦げ臭
  • バレリルアルデヒド : むせるような甘酸っぱい焦げ臭

アルデヒドは、通常であれば酢酸などのカルボン酸に分解されます。分解酵素が作用していない事が原因です。アルデヒド臭は、ササヘルスやプログリーンで効果が出やすいので、試してみてください。

また、腐ったニオイ、花瓶の水が古くなったようなニオイ、カビくさい、吐き気がするようなニオイなど、これらはミネラル不足により血漿や末梢、リンパ液などの水が変性したり、腐敗したものと考えています。

腎の機能に関係していますので漢方薬が必要です。ジュニパーなどの芳香水がお勧めです。おしっこから「ゴムのようなニオイ」がする時も、腎が悪くなっている危険信号です。

体臭の原因(体内/内臓)

体臭には、腸管や各臓器に原因がある場合だけではなく、皮膚付属器官(アポクリン腺や皮脂腺)や皮膚面で発生する体臭があり、ワキガ臭がその代表です。

加齢臭も皮脂腺で発生します。加齢臭の一つであるノネナールは、皮脂腺から作られます。40歳を過ぎると、皮脂腺のなかに「パルミトレイン酸」という脂肪酸が増加します。「過酸化脂質」などと連鎖的に酸化分解反応が生じて、さまざまな短鎖の脂肪酸が発生します。その一つにノネナールがあります。ノネナール以外には、

  • プロピオン酸 : 刺激的なすっぱいにおい
  • ノルマル酪酸 : 汗くさいにおい
  • イソ吉草酸 : 蒸れたくつ下のにおい
  • イソブタノール : 刺激的な発酵臭

ホコリっぽいニオイ、古い本のニオイは、皮脂からのニオイです。皮脂腺からのニオイは、WZスプレーを使ってみて下さい。スキンケアでも効果があります。

「におわない汗」をかく汗かき健康法(週刊実話より抜粋)

人の身体は、体温が44度になると機能を停止します。

「冷房が当たり前になって、汗が上手に出せない人が増えています。」汗の研究第一人者”五味常明先生(五味クリニック院長)は、「もし人間が汗をかけなくなると大変なことになります」と警告を鳴らす。

人間は、脳の中枢神経が発達したために、温度の変化、特に高温には敏感になり、脳を冷やす方法として“汗腺”と脳をセットにした冷却法を発達させたと言われる。

身体を構成しているタンパク質は、体温が44度を超えると熱凝固して機能を停止してしまう。だから、そこまで体温が上昇しないように自衛しているというわけだ。

「人間は活動に不可欠なエネルギーを作り出そうとすると、副産物の熱が出て脳の活動を阻害しようとします。その相対する働きを解決するのが汗の役目です。代謝系機能を活発に働かせて十分なエネルギーを作り、同時に出た熱は汗をかいて蒸散させて気化熱とし、熱を放出させます。だから汗をかくことは必要なのです」(五味先生)

汗の成分の99%は水。それと、舐めてみると分かるように、わずかに含まれるのは塩分。あとは微量のミネラルや電解質、さらに乳酸、尿素などの老廃物が含まれる。

水に限りなく近くサラサラした小粒で濃度が薄いものを“良い汗”、大粒で濃度の濃いネバネバしたものを“悪い汗”という。

良い汗は濃度の薄い小粒の汗であり、皮膚面で蒸発しやすく、ニオイがしません。悪い汗はミネラルなどが再吸収できず、そのまま排出されて肌がベタベタとし、蒸発しにくく、ミネラル分が腐敗しニオイがする汗になります。

汗腺の働きを活発にすることが、良い汗を作る秘訣です。汗をかかないことが、ニオイがする汗になるのです。

しかし、サウナ風呂や温度の高い岩盤浴で皮膚温度を一気に上昇させても汗をかくのですが、感覚受容器が高温を感知してしまい、汗腺の奥のほうに溜まった老廃物は排泄されません。汗臭いかもしれませんが、汗をきちんとかく事です。じわりと汗が出るぐらいの持続的な運動をコツコツ続けることが、体臭の根本的な解消につながります。

悪い汗には当然ですが、体臭があります。血液をきれいにし、血液循環が上手にいくようにすれば、汗は臭くなくなります。

ニオイのない生活を実現するには、腸内環境を整えることが大切です。

乳酸菌を積極的に摂取して、善玉菌を増やし、悪玉菌の働きを抑える事がニオイの元を根本から断つ事につながります。

身体のニオイで悩んでいらっしゃる方はたくさんいます。
秘密は厳守いたします。ご安心ください。
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